アーセナル2026-27開幕5節、王者の現在地とブライトンでの初黒星
昨季、アーセナルは2003-04以来22年ぶりにプレミアリーグを制しました。あのイズリントンのパレードから4カ月足らず、チームはもう次のシーズンの真っ只中にいます。
この記事は2026年9月21日時点の「途中経過」です。リーグはまだ5節を終えたばかりで、ここから順位も評価もいくらでも動きます。区切りのいいタイミングで内容を更新していく前提の、スナップショットとして読んでいただければと思います。
リーグ第5節終了時点の成績
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 順位 | 2位 |
| 勝点 | 12(4勝0分1敗) |
| 得失点 | 8得点4失点 |
| 上位の状況 | 首位マンチェスター・シティ15、3位ブライトン10 |
| チーム内リーグ得点王 | サカ 3得点 |
| チーム内公式戦得点王 | ウーデゴール 4得点 |
| ホーム平均入場者数 | 60,169人 |
第4節までの失点はチェルシー戦の1点のみ。それが第5節のブライトン戦だけで3失点という、極端な分布になっているのが現時点の特徴です。筆者の見立てとしては、8得点という数字のほうが気になります。昨季の優勝が守備の安定(リーグ最少失点27)に支えられていたぶん、得点源をどう作り直すかが今季の宿題になりそうです。
夏の移籍:5人が加入し、マルティネッリがクラブ史上最高額で退団
金額はいずれも報道ベースの数字です。
IN
| 選手 | 前所属 | 時期・金額 |
|---|---|---|
| インカピエ #5 | (昨季レンタル)完全移籍 | 7/1・£34.5m |
| メリエ #30 | リーズ | 7/9・フリー |
| ツォリス #17 | クラブ・ブルッヘ | 7/23・£34m |
| ブルーノ・ギマランイス #39 | ニューカッスル | 8/8・£75m |
| コンサ #15 | アストン・ヴィラ | 8/21・£51m+£4m |
OUT
マルティネッリ(アル・ヒラル、£60m)、ジェズス(バルセロナ、£8.6m+£3.9m)、トロサール(ベシクタシュ、£15.4m+)、キヴィオル(ポルト、£14.6m+)、ノアゴー(エヴァートン、£7m)、ハイン(ヴェルダー)、ファビオ・ヴィエイラ(HSV)、ネルソン(フェイエノールト)、ヌワネリ(ドルトムントへレンタル)。
マルティネッリの£60mはクラブ史上最高の売却額です。2022-23に15ゴールを挙げ、昨季も優勝メンバーだった左ウイングが9月に入ってから去った、というのは日本のグーナーにとってもかなり大きな出来事でした。あくまで個人的な感想ですが、ギマランイスとコンサに£130m近くを投じた一方で前線の顔ぶれが薄くなった構成は、中盤と最終ラインで試合を殺しにいく設計に寄せたようにも見えます。
コミュニティシールド 8/16 マンチェスター・シティ 3-0(カーディフ)
開始24秒、カラフィオーリのゴールでアーセナルが先制しました。これはコミュニティシールド史上最速の得点です。28分にハフェルツ、48分にはウーデゴールが加え、そのウーデゴールがMOMに選ばれています。新加入のツォリスは2アシストと、いきなり結果を出しました。
クラブにとっては通算18度目のコミュニティシールド制覇です。昨季のカラバオカップ決勝で0-2と完敗した相手にウェンブリーではなくカーディフで3-0、というのは、筆者としてはこの夏でいちばん気持ちのいい90分でした。
開幕からの5試合
8/21 コヴェントリー 3-0(ホーム)
ハフェルツ、サカ、ウーデゴールが得点して開幕戦を完勝。コミュニティシールドの勢いをそのまま持ち込んだ内容でした。
8/31 アストン・ヴィラ 1-0(アウェー)
サカの1点を守り切っての勝利。派手さはありませんが、こういう試合を落とさないのが昨季の優勝チームの形だったと思います。
9/6 チェルシー 2-1(ホーム)
開始2分にロジャースに先制されながら、25分ハフェルツ、50分ウーデゴールで逆転。ビハインドからひっくり返したこの1勝が、現時点では最も内容のある試合だったと筆者は見ています。
9/12 サンダーランド 2-0(アウェー)
ギマランイスが移籍後初ゴール。サカがPKを決め、ラヤも相手のPKをセーブしました。新加入の中盤が結果で答え、GKが1点を消した、わかりやすい2-0です。
9/19 ブライトン 0-3(アウェー)
今季初黒星。ここまで5試合で4失点のうち、3つをこの1試合で喫しました。なお日本代表の三笘薫はこの試合に出場していません。連勝が止まった試合の内容を、次節までにどう整理するか。開幕5試合で一度つまずいたこと自体は、筆者はむしろ健全だと思っています。
カップ戦
チャンピオンズリーグ MD1(9/9 ナポリ戦・アウェー) はウーデゴールの75分のゴールで1-0。昨季ブダペストでPK負けを喫した決勝の続きは、まずアウェーの勝点3から始まりました。
カラバオカップ3回戦(9/15 イプスウィッチ戦・アウェー) は4-2。ダウマンが2得点、マドゥエケとメリーノも決めています。昨季カラバオ決勝で敗れているだけに、若い選手を使いながら勝ち上がれる組み合わせはありがたい、というのが正直なところです。
日本から見た今季
今季のプレシーズンにアジア遠征はなく、日本開催もありませんでした(プレシーズンはMKドンズ3-0、ジローナ4-1、ベティス1-3、ドルトムント2-3=エミレーツカップ、コモ1-1)。日本で直接アーセナルに触れられる場としては、味の素スタジアムのショップ・イン・ショップと公式オンラインストアが引き続き営業しています。
第5節のブライトン戦は日本のファンにとっては三笘薫との対戦カードでしたが、出場がなかったのは残念でした。
これから
22年ぶりの優勝の翌シーズンは、どのクラブでも難しいものです。その意味で、コミュニティシールド制覇とリーグ4勝1敗というスタートは十分に及第点だと思います。一方で、マルティネッリとジェズスが抜けた前線をどう組み替えるかは、これからの数カ月で答えが出る問題です。
繰り返しになりますが、この記事は2026年9月21日時点のスナップショットです。シーズンが進んだら数字と評価を更新します。
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参考
- https://www.arsenal.com/news/community-shield-highlights-arsenal-3-0-man-city-aiIrQ8s57JHl
- https://www.arsenal.com/news/arsenal-transfers-all-the-ins-and-outs-in-202627-a8qx29v8B1fR
- https://www.arsenal.com/news/gabriel-martinelli-joins-al-hilal-aOqHc1P93HkF
- https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20260920/2206879.html

