スラビア・プラハ 1-2 アーセナル|CL敵地10戦無敗【第4節】
勝ち点3は取りました。
ただ、90分に1点を返されてからのアディショナルタイム5分は、心臓に悪い展開でした。
スラビア・プラハ 1-2 アーセナル。
チャンピオンズリーグ(CL)第4節のアウェー戦は、前半9分のマドゥエケと38分のヨケレスのゴールで逃げ切っています。
公式レポートによると、アーセナルはCLのアウェーで10試合無敗となり、これはクラブ史上初です。
4試合を終えて勝ち点10、順位表は3位です。
この記事のポイント
- 前半9分にマドゥエケ、38分にヨケレスが決めて2-0。後半は押し込まれ、90分にノヴァクに1点を返された
- 後半のスラビアのシュートは17本。ガブリエウのゴールライン上のクリアと、ラヤのセーブでしのいだ
- 勝ち点10でCL3位。次はプレミアリーグのハル戦(日本時間11月8日0:00・暫定)
試合結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会・節 | UEFAチャンピオンズリーグ第4節 |
| キックオフ(日本時間) | 2026年11月5日(木)5:00 |
| 会場・観客数 | Fortuna Arena(スラビア・プラハの本拠地)・19308人 |
| スコア | スラビア・プラハ 1-2 アーセナル(アーセナルの勝利) |
| 得点者 | マドゥエケ 9分、ヨケレス 38分(いずれもアーセナル)、ノヴァク 90分(スラビア) |
試合の流れ
この節は、アーセナル公式サイトの試合レポート(arsenal.com)をもとにしています。
得点の時間は、プレミアリーグ公式の試合データに合わせています。
前半
先制点は9分でした。
スラビアのクビアクが高いボールの処理を誤り、ヨケレスがそれを収めて、裏へパスを送ります。
走り込んだマドゥエケはエリアに入ってクビアクの寄せを振り切り、GKドムチャクをかわすように冷静に流し込みました。
アーセナルはチェコでの試合9回で負けておらず、その記録が危うくなるようには見えなかった、と公式レポートは書いています。
前半は支配していて、2点目は時間の問題という流れでした。
その中心にいたのが、メリーノです。
遠目からのシュートはGKに触られて枠の上へ。
ヨケレスのパスに頭で合わせた近距離のヘディングも、わずかに上へ外れました。
いちばんの決定機は25分です。
ホワイトが折り返したボールがメリーノの前に来たのに、当たりそこねて、ドムチャクの正面へ。
ここで決まっていれば、という場面でした。
2点目は38分。
敵陣でメリーノのタックルがボールを奪い、ライスのパスがヨケレスへ渡ります。
ヨケレスはエリアの端でメリーノとワンツーを交わし、狭い角度から巻くシュートをネットに収めました。
公式レポートは、見事なフィニッシュだったと伝えています。
後半
後半は、まるで別の試合になりました。
スラビアは明確な意志を持って押し込み、ラヤは後半早々、クビアクが20ヤードから打ったシュートを防いで最初のセーブを記録します。
アーセナルの攻撃は細くなり、71分のマドゥエケのシュートが、公式レポートの言う後半のベストチャンスでした。
気温が下がる中でも、守備は最後まで冷静だった、とのことです。
ヒヤッとする場面が続きました。
コーナーキックからの混戦で、相手のヘディングをガブリエウがゴールライン上でかき出し、こぼれ球もラヤが人混みの中からかき出します。
ジマが巻いて打ったシュートは枠の上でした。
残り7分には、右からのクロスにクビアクが合わせたシュートを、ラヤが手を伸ばし、ポストを利用してライン上からすくい出しました。
公式レポートは、素晴らしい反射神経だったと書いています。
90分、途中出場のDFの低いクロスにノヴァクが入り込み、ラヤを破られて1点を返されました。
アディショナルタイムは5分。
ヘディングが枠の上へ外れ、最後は相手の弱いシュートがラヤの手に転がり込んで、試合は終わっています。
スタッツ
| 項目 | アーセナル | スラビア・プラハ |
|---|---|---|
| ボール支配率 | 56.5% | 43.5% |
| シュート | 12 | 18 |
| 枠内シュート | 5 | 6 |
| パス | 484 | 363 |
| コーナーキック | 2 | 4 |
出典はプレミアリーグ公式の試合データです。
ボールを持っていたのはアーセナルでしたが、シュートはスラビアのほうが多い試合になりました。
公式レポートが挙げている記録
- 欧州の敵地で最後に負けたのは2025年5月
- スラビアの後半のシュート17本は、アルテタ監督のアーセナル相手にCLの1つのハーフとしては最多タイ(2024年11月のスポルティングも17本)。xG(得点の期待値)2.11は、2023-24シーズン以降にアーセナルが1つのハーフで相手に許した数字として最多
- スラビアは23試合勝ちなしで、欧州カップ史上最長の記録に並んだ
- アーセナルは今季の全大会で13勝。バルセロナ、レアル・マドリードと並んで、欧州5大リーグのクラブで最多タイ
- ヨケレスはCL25試合で16ゴールに絡んだ(12得点、4アシスト)
- マドゥエケの直近10得点のうち9点がアウェー。CLでは10試合続いたノーゴールを止め、昨年12月のクラブ・ブルッヘ戦の2得点以来の得点
直近5試合
スラビア戦の前は、リヴァプールに1-0、EFLカップのフリートウッド戦は1-1、エヴァートンに2-0、バイエルンとは2-2でした。
先発と交代
アーセナルの先発は4-2-3-1でした。
警告はコンサが53分、ライスが68分。
交代は5人でした。
アルテタ監督のコメント
試合後、アルテタ監督はまず「結果にはとても満足している」(arsenal.com)と話しました。
CLのアウェーで勝つのはいつも難しく、4試合のうち3試合がアウェーという日程だった、とも言っています。
試合の捉え方は、はっきり2つに分かれていました。
前半は基準が非常に高く、テンポも速く、3点、4点、5点入っていてもおかしくなかった。
それなのに差を広げられなかったので、ハーフタイムには、この試合はまだやることが多いと話したそうです。
後半は「私たちは基準を落とした」(arsenal.com)と認めました。
基本的なことがひどく雑になり、構造も約束事も守れず、それが相手に希望を与えた。
想像以上に苦しんだのは、スラビアの力でもある、と続けています。
メンバーは6人入れ替えました。
多い人数ですが、7日間でアウェー3連戦という事情もあった、という話です。
今季は16試合中11試合がアウェー戦(公式サイト)。
それでもプレミアリーグ首位、CL3位にいます。
アルテタ監督はCLのアウェー10戦無敗を喜びつつ、「後半の内容はもっとずっと良くなければならない」(arsenal.com)と締めました。
自分の見立て
個人的には、前半と後半で別のチームを見ているような試合でした。
前半はアルテタ監督自身が、3点、4点、5点でもおかしくなかったと振り返る内容でした。
メリーノの25分が決まっていれば、後半の空気はまったく違ったはずです。
ただ、後半の数字は怖いです。
シュート17本に、xG 2.11。
2023-24シーズン以降、アーセナルが1つのハーフで許した数字として最多でした。
自分が引っかかったのは、アルテタ監督が基準の低下を自分の口で認めている点です。
6人の入れ替えが響いたのかは、はっきりしません。
3連続アウェーの日程も、差し引いて考えたいところです。
それでも、勝ち点3は勝ち点3です。
ガブリエウのライン上のクリアも、ラヤの残り7分のセーブも、どちらかが違っていれば、終盤の5分はもっと苦しくなっていたでしょう。
気になるのは、リードを得たあとの後半の入りです。
次はホームのハル戦。
そこをどう直してくるか、見たいです。
順位と次の試合
CL順位(2026年11月5日 9:05(日本時間)取得時点・抜粋)
| 順位 | クラブ | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 勝点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | パリ・サンジェルマン | 4 | 4 | 0 | 0 | 20 | 5 | 12 |
| 2 | レアル・マドリード | 4 | 4 | 0 | 0 | 13 | 7 | 12 |
| 3 | アーセナル | 4 | 3 | 1 | 0 | 8 | 3 | 10 |
| 4 | コモ | 4 | 3 | 0 | 1 | 19 | 6 | 9 |
| 5 | バルセロナ | 4 | 3 | 0 | 1 | 14 | 6 | 9 |
| 34 | スラビア・プラハ | 4 | 0 | 1 | 3 | 5 | 9 | 1 |
次の試合(日本時間・暫定)
| 日本時間 | 大会 | 対戦 |
|---|---|---|
| 11月8日(日)0:00 | プレミアリーグ第10節 | アーセナル対ハル・シティ(ホーム) |
| 11月22日(日)2:30 | プレミアリーグ第11節 | ニューカッスル対アーセナル(アウェー) |
いずれもキックオフ時刻は暫定です(2026年11月時点)。
公式レポートは、ハル戦でプレミアリーグ5連勝を狙うと伝えています。
この試合のあとは、2026年最後の代表ウィークに入ります。
放送・配信の確認は、アーセナルの試合を日本で見る方法【2026-27】をご覧ください。
参考
- Slavia Prague v Arsenal 試合データ(premierleague.com)
- Report: Slavia Prague 1-2 Arsenal(arsenal.com)
- Arteta reflects on two very different halves in Prague(arsenal.com)
