アーセナル2025-26シーズン振り返り|22年ぶりリーグ優勝と、ブダペストの夜

アーセナル2025-26シーズン振り返り|22年ぶりリーグ優勝と、ブダペストの夜
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22年。ようやく、終わりました

2003-04シーズンにリーグを制してから、22年。2026年5月19日、アーセナルがプレミアリーグの王者に戻りました。通算14度目、プレミアリーグでは4度目のリーグ優勝です。

2025-26シーズンの歩み2025/8/17 開幕戦、マンチェスター・Uに1-0で勝利。2025/8/23 リーズに5-0。ダウマンが15歳235日でデビュー。2025/10/4 ウェストハムに2-0で勝ち首位浮上。2025/11/23 ダービーで4-1。エゼがハットトリック。2026/1/25 マンチェスター・Uに2-3。ホーム初黒星。2026/3/22 カラバオ杯決勝、マンCに0-2。2026/5/19 22年ぶりのリーグ優勝が決定。2026/5/30 CL決勝、PSGにPK戦3-4で敗れ準優勝2025-26シーズンの歩み2025/8/17開幕戦、マンチェスター・Uに1-0で勝利2025/8/23リーズに5-0。ダウマンが15歳235日でデビュー2025/10/4ウェストハムに2-0で勝ち首位浮上2025/11/23ダービーで4-1。エゼがハットトリック2026/1/25マンチェスター・Uに2-3。ホーム初黒星2026/3/22カラバオ杯決勝、マンCに0-22026/5/1922年ぶりのリーグ優勝が決定2026/5/30CL決勝、PSGにPK戦3-4で敗れ準優勝
勝ち点85、失点27はリーグ最少。CKからの19得点はプレミアリーグ記録です。
2025-26シーズンの歩み 2025/8/17 開幕戦、マンチェスター・Uに1-0で勝利。2025/8/23 リーズに5-0。ダウマンが15歳235日でデビュー。2025/10/4 ウェストハムに2-0で勝ち首位浮上。2025/11/23 ダービーで4-1。エゼがハットトリック。2026/1/25 マンチェスター・Uに2-3。ホーム初黒星。2026/3/22 カラバオ杯決勝、マンCに0-2。2026/5/19 22年ぶりのリーグ優勝が決定。2026/5/30 CL決勝、PSGにPK戦3-4で敗れ準優勝 2025-26シーズンの歩み 2025/8/17 開幕戦、マンチェスター・Uに1-0で勝利 2025/8/23 リーズに5-0。ダウマンが15歳235日でデビュー 2025/10/4 ウェストハムに2-0で勝ち首位浮上 2025/11/23 ダービーで4-1。エゼがハットトリック 2026/1/25 マンチェスター・Uに2-3。ホーム初黒星 2026/3/22 カラバオ杯決勝、マンCに0-2 2026/5/19 22年ぶりのリーグ優勝が決定 2026/5/30 CL決勝、PSGにPK戦3-4で敗れ準優勝
勝ち点85、失点27はリーグ最少。CKからの19得点はプレミアリーグ記録です。

この22年のあいだに、私たちは古い優勝の記憶を何度も擦り減らしながら語り、3年連続の2位を飲み込み、「今年こそ」を毎年言い続けてきました。2025-26は、その言葉をようやく回収したシーズンです。同時に、5月30日のブダペストで、あと一歩のところでもう一つのトロフィーを取り落としたシーズンでもありました。

最終成績と数字

項目記録
リーグ順位優勝(2003-04以来22年ぶり、通算14度目)
勝ち点85(26勝7分5敗)
得失点71得点27失点/+44
2位マンチェスター・シティ(78pt)
ゴールデングローブラヤ 19クリーンシート(失点27はリーグ最少)
CKからの得点19=プレミアリーグ史上最多
チャンピオンズリーグ準優勝(決勝でPSGにPK負け)
カラバオ杯準優勝

得点より失点の数字が目を引きます。27失点・19クリーンシートという守備が、71得点という決して爆発的ではない攻撃を優勝に変えました。そしてCKからの19得点というPL記録。「セットプレーのアーセナル」と揶揄された数年が、そのまま優勝の設計図だったわけで、これほど痛快な答え合わせもありません。

クラブとしてはトップリーグ連続100シーズン到達という節目の年でもあり、5月27日にはアルテタ監督がプレミアリーグ年間最優秀監督に選ばれています。ヨケレスはリーグ14得点・公式戦21得点でチーム内得点王だったと報じられました。

移籍(金額はいずれも報道ベース)

IN詳細
スビメンディ(#36)€65m
ヨケレス(#14)スポルティングから €63.5m+€10m
エゼ(#10)クリスタル・パレスから £60m+£7.5m(8月23日)
マドゥエケ(#20)約£48.5m
モスケラ(#3)/ノアゴー(#29)/ケパ(#13、£5m)
インカピエ(#5)レンタル

OUTでは冨安健洋が7月4日に契約解除(在籍4シーズン・公式戦65試合)。ほかにパーティ(満了後ビジャレアル)、ジョルジーニョ、ティアニーが契約満了で去り、キヴィオル、ジンチェンコ、ネルソン、ファビオ・ヴィエイラらがレンタルで放出されました。

補強の中心はエゼとヨケレス、そしてスビメンディ。夏の時点では「高い買い物」という声も少なくありませんでしたが、結論から言えばこのシーズンを決めたのは8月23日に滑り込みで加入したエゼだったと思います。

シーズンを決めた8つの瞬間

8月17日 開幕 マンチェスター・ユナイテッド 1-0(アウェー)

開幕節をオールド・トラフォードで、カラフィオーリの1点で勝ち切りました。派手さはないけれど、1点を守って勝つ試合をこの日から積み上げられたことが、5月の85ptにつながります。優勝シーズンの始まりとしては、これ以上なく象徴的な90分でした。

8月23日/3月14日 イーサン・ダウマンという事件

リーズ戦(5-0、ホーム)でダウマンが15歳235日でデビュー。そして3月14日にはプレミアリーグ史上最年少得点記録を16歳73日で更新しました。カラバオ杯4回戦のブライトン戦では史上最年少先発も記録しています。優勝争いの真っ只中で16歳を使い続けたアルテタの胆力こそ、このシーズンで最も語られるべき部分だと感じています。

9月21日 マンチェスター・シティ 1-1(ホーム)

90+3分、マルティネッリのループシュートで追いついた一戦。勝ち点2を落とした試合と見ることもできますが、最終的にシティとの差は7ptでした。この1ptがなければ優勝は5月19日に決まっていない——そう考えると、あのループはシーズンで最も価値ある1点だったかもしれません。

10月4日 ウェストハム 2-0(ホーム)で首位浮上

ここで首位に立ち、以降はほぼ首位を維持したままゴールラインを越えていきます。8月31日にアンフィールドで0-1と敗れた時点では誰も想像していなかった展開でした。12月13日のウルブズ戦(2-1、90+4分)を含む年末の5連勝で、追走を完全に振り切ります。

11月23日 ノースロンドンダービー 4-1(ホーム)エゼのハットトリック

NLD(=ノースロンドンダービー)でエゼがハットトリック。NLD史上4人目の快挙です。加入からわずか3カ月でエミレーツの空気を完全に掌握した90分で、このクラブが長く探していた「試合を個人で壊せる10番」がついに見つかった日だったと思います。2月22日のアウェーでも1-4で勝利し(エゼ2、ヨケレス2)、ダービーは完勝の2戦2勝でした。

1月25日 マンチェスター・ユナイテッド 2-3(ホーム)

今季ホーム初黒星。1月8日にリヴァプールと0-0で引き分けた直後のこの敗戦で、「またか」という嫌な既視感が一瞬だけスタジアムに戻りました。しかしこの年のチームは、そこから崩れませんでした。優勝チームの条件は、負けないことではなく負けたあとに連敗しないことだと、あらためて思わされます。

4月19日 マンチェスター・シティ 1-2(アウェー)差は3pt

エティハドで敗れ、シティとの差は3ptに。4月4日にFA杯8強でサウサンプトンに1-2で敗れて3冠の可能性が消え、3月22日にはカラバオ杯決勝も落としたあとです。ここが本当の正念場でした。この時期に折れなかった理由を一つ挙げるなら、CLで準決勝まで勝ち上がっていた自信だと見ています。

5月19日 22年ぶりの優勝決定

第37節、マンチェスター・シティがボーンマスと1-1で引き分け、1試合を残してアーセナルの優勝が決まりました。自分たちのピッチの上ではなく、他会場の結果で決まる。22年待った末の決着としては、あまりに静かで、だからこそ現実味がありました。

5月24日、クリスタル・パレス戦(2-1)のあとにウーデゴールがトロフィーを掲げ、5月31日にはイズリントンで約5.6マイルの優勝パレード。最大100万人が集まったと報じられました。

カップ戦:もう2つの決勝

カラバオ杯 準優勝

3月22日、ウェンブリーでの決勝はマンチェスター・シティに0-2。オライリーに2点を奪われました。準決勝ではチェルシーに3-2(アウェー)、1-0(ホーム、ハフェルツが90+6分)と競り勝っていただけに、決勝の内容は物足りないものでした。リーグ優勝という文脈がなければ、もっと語られていた敗戦だと思います。

FA杯

3回戦でポーツマスに4-1(マルティネッリがハットトリック)と快勝しましたが、4月4日の準々決勝でサウサンプトンに1-2(アウェー)。ここで3冠の夢が消えました。

チャンピオンズリーグ:ブダペストで終わった20年ぶりの旅

ラウンド結果
リーグフェーズ8戦全勝(史上初)
R16 レヴァークーゼン1-1(A、ハフェルツPK)/2-0(H、エゼ・ライス)
QF スポルティング1-0(A、ハフェルツがAT)/0-0(H)
SF アトレティコ・マドリード1-1(A、ヨケレス)/1-0(H、サカ44分)
決勝 5/30 ブダペストPSG 1-1(延長)PK3-4

リーグフェーズ8戦全勝は大会史上初。11月26日にはホームでバイエルンを3-1で下しています。5月5日、エミレーツでサカの1点を守り切って、クラブ史上2度目のCL決勝進出が決まりました。20年ぶりです。

決勝はハフェルツが5分に先制、65分にデンベレのPKで追いつかれ、延長でも決着つかずPK戦3-4。クラブ史上2度目の決勝もまた、涙で終わりました。1年に2つの決勝を落としてなお、このシーズンを失敗と呼ぶ人は1人もいない——それがリーグ優勝というトロフィーの重さなのだと思います。

日本関連:冨安健洋の区切り

7月4日、冨安健洋がアーセナルとの契約を解除しました。在籍4シーズン、公式戦65試合。度重なる右膝の手術を経ての決断で、クラブが22年ぶりの優勝を果たすシーズンの直前という巡り合わせになりました。2026年1月にはアヤックスと半年契約を結び、板倉滉とチームメイトになっています。

日本開催のプレシーズンはこの年もなく、7月21日から31日のアジアツアーはシンガポール(ミランに1-0、ニューカッスルに3-2)と香港(スパーズ戦は0-1)のみ。香港でのNLDは英国外で初開催となり、49,975人を集めました。

総括:22年の終わりは、何かの始まりでもある

85pt、27失点、19クリーンシート、CKから19得点。この4つの数字にアーセナルの2025-26が全部入っています。攻撃で圧倒したのではなく、失点しない土台とセットプレーという再現性の高い武器、そしてエゼという個人技の解決策。その3点セットで、22年の待ち時間を終わらせました。

そしてブダペストのPK戦は、このチームがまだ「完成」ではないことを教えてくれました。リーグを獲ったあとに何を目指すのか。2026-27の答え合わせは、もう始まっています。

関連記事

参考

  • https://www.arsenal.com/news/arsenal-crowned-202526-premier-league-champions
  • https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20260520/2161505.html
  • https://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20260531/2165361.html
  • https://theanalyst.com/articles/arsenal-most-goals-from-corners-premier-league-season-record

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