アルテタ監督がアーセナルと契約延長|2030年6月まで、スタッフも更新
アルテタ監督は、これからもアーセナルを率います。
10月7日、クラブが新しい契約の締結を発表しました。
これまでの契約は今シーズン限りだった、とBBC SportとArseblog Newsは伝えています。
気になっていたグーナーは多いはずです。
まずは素直にうれしいニュースでした。
この記事のポイント
- 契約期間は2030年6月まで。コーチングスタッフも、監督の新契約に合わせて更新した
- 指揮した361試合の勝率62.05%は、クラブ史上のフルタイム監督で最高(arsenal.com)
- 契約は規制上の手続きの完了が条件。年俸などの金額は、BBC Sportの報道ベースの話にとどまる
発表の内容
クラブ公式サイトの記事は「長期の新契約」という書き出しです。
2019年12月にヘッドコーチとして就任したアルテタ監督は、いまの肩書きであるマネージャーとして、2030年6月までの契約を結びました。
クラブは、昨シーズンの成功が「特別な時代」の始まりだという認識を、監督と共有していると説明しています。
持続可能な形で主要タイトルを争い、クラブとサポーターの絆を深めていく。
そんな方向性も示されています。
優勝についての記述は具体的です。
アルテタ監督はクラブにとって7人目のリーグ優勝監督で、チームは通算14回目の優勝を飾りました。
プレミアリーグでは4回目の優勝で、22年ぶりでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 2030年6月まで |
| 肩書き | 2019年12月にヘッドコーチとして就任。今回はマネージャーとしての契約 |
| 指揮した試合 | 全大会で361試合 |
| 勝率 | 62.05%(クラブ史上のフルタイム監督で最高) |
| コーチングスタッフ | 契約を更新。期間は監督の新契約に合わせる |
| 条件 | 規制上の手続きの完了 |
共同会長のスタン・クロエンケ氏とジョシュ・クロエンケ氏は、アルテタ監督が2019年にクラブへ戻ってから成し遂げてきたことを誇りに思うと述べました。
そのうえで、これから先の年月で「さらに多くの思い出をつくると決意している」と語っています(arsenal.com)。
リチャード・ガーリックCEOは、アルテタ監督と一緒に勝利の時代をつくりたいという考えを示しました。
アルテタ監督本人は、こう話しています。
「私たちが一緒に成し遂げられることの、これはまだ始まりにすぎない」(arsenal.com)
就任からの歩み
アルテタ監督がクラブに来たのは2019年12月です。
Arseblog Newsによると、ウナイ・エメリ前監督の解任を受けた就任でした。
最初の1年は楽ではなかった、とArseblog Newsは振り返っています。
就任から8か月でFAカップを制しながらも、1年目が終わるころにはプロジェクトが停滞して見えた、という書き方です。
新型コロナの時期にチームは降格圏からそう遠くない位置で苦しみ、サポーターの不満が募りました。
経験の浅い監督でクラブの根深い問題を解決できるのか、と疑問を持つ人も多かったそうです。
それでも取締役会は支持を続けました。
2020年のボクシング・デー以降は全体として上向きになった、というのが同メディアの見方です。
2021-22シーズンの5位から翌シーズンに2位へ上がり、さらに2位が2回続いたあと、昨シーズンにようやく優勝へたどり着いた、と続けています。
チャンピオンズリーグでは、昨シーズンの決勝でPSGに敗れました(BBC Sport)。
Arseblog Newsによると、決着はPK戦でした。
タイトルの喜びと悔しさが、同じシーズンに同居していたことになります。
各メディアの報道
BBC Sport
BBC Sportは、今月の早い時期に、より良い条件の新契約で合意したと自社で報じていたと述べています。
金額の話です。
BBC Sportによると、アトレティコ・マドリードのシメオネ監督は年2,000万ポンド超を受け取っていると伝えられ、元マンチェスター・シティ監督のグアルディオラ氏も同じ水準だったとされます。
アルテタ監督はこの2人を自分の価値の基準にした、という書き方です。
同メディアは、現在の年俸を1,000万ポンドとしたうえで、新契約にはそこからの増額と、追加で500万ポンドのボーナスが含まれると書いています。
いずれもBBC Sportの報道で、クラブが示した数字ではありません。
BBC Sportは、今回の延長は驚きではないとも書いています。
理由は、アルテタ監督が今シーズン終了後も残りたい意向を隠していなかったから、というものです。
昨シーズンの優勝はまだ出発点とみなされ、チャンピオンズリーグで初優勝まであとPK1本というところまで迫りながら敗れた衝撃が、大きな動機にもなっている。
BBC Sportはそう見ています。
Arseblog News
Arseblog Newsは、アルテタ監督をプレミアリーグの現役監督で最長在任と紹介しています。
今回の契約より前には、2022年と2024年にも延長にサインしていたとのことです。
2030年まで残れば、就任から10年。
同メディアはそう指摘しています。
同メディアによると、ジョシュ・クロエンケ共同会長とガーリックCEOは数か月前から、アルテタ監督の長期的な将来を確保したいと話していました。
アルテタ監督自身も、交渉を何度も「形式的なもの」と表現していたそうです。
昨シーズンの優勝には、夏に加わった総額で3億ユーロ近い新戦力の支えもあった、というのがArseblog Newsの整理です。
チャンピオンズリーグでは、2024-25シーズンの準決勝と昨シーズンの決勝でPSGに退けられました。
同メディアは、ヨーロッパにはまだやり残しがある、という立場です。
もうひとつ、同メディアが最大の功績に挙げたのが、クラブとサポーターのつながりの修復です。
優勝を祝うために数十万人がロンドンの通りに出た光景が、その象徴だそうです。
Metro
Metroも同じ日に、アルテタ監督が少なくとも2030年の夏までクラブに残る長期契約にサインしたと伝えています。
記事の中心は、監督本人のコメントを並べた内容です。
見出しは、監督が契約後に「エキサイティング」な約束を口にした、という立て付けでした。
自分の見立て
契約の発表そのものよりも、中身の数字が重いと感じました。
全大会で361試合を指揮して、勝率が62.05%。
クラブ史上のフルタイム監督で最高、というのはかなり強い事実です。
アーセナルにはこれまで多くの監督がいたのに、その中で一番の勝率を持つ人が、2030年6月までの契約を結んだことになります。
個人的にいちばん響いたのは、Arseblog Newsが書いた最初の1年の話です。
降格圏からそう遠くない位置にいて、サポーターの不満が膨らんでいた時期でも、取締役会は支持を続けた、という内容でした。
その我慢の先に、22年ぶりの優勝があった。
結果が出ない時期に監督を代えない判断は、勝った今だからこそ正しかったと言えますが、当時は不安のほうが大きかったはずです。
今回の延長は、その信頼関係が続くという合図だと受け止めました。
コーチングスタッフも契約を更新した。
地味ですが、見落としたくない点です。
監督だけが残っても、日々の練習を支える人たちが変わってしまえば、今のサッカーは保ちにくいはずです。
公式記事は期間を監督の契約に合わせたと書いているので、チーム全体を同じ時間軸で動かす意思が見えます。
一方で、分からないこともあります。
契約の細かい条件は、公式記事には書かれていません。
年俸などの数字はBBC Sportの報道が頼りで、クラブからの発表ではありません。
また、契約は規制上の手続きの完了が条件ですから、正式に完了したという知らせは待ちたいところです。
自分は、勝った後に残る難しさがあると思っています。
連覇のかかるシーズンは、昨シーズンとは違う重さがあるはずです。
それでも、チャンピオンズリーグ決勝の敗戦をアルテタ監督がまだ終わっていない仕事として抱えているなら、このチームには伸びる余地があります。
次は契約の話から離れて、ピッチの上で何が見られるかです。
関連記事
参考
- Mikel Arteta signs new Arsenal contract(arsenal.com)
- Arteta signs new contract with champions Arsenal(BBC Sport)
- Confirmed: Mikel Arteta signs contract extension(Arseblog News)
- Mikel Arteta makes ‘exciting’ promise after signing new Arsenal contract(Metro)
※この記事は、クラブ公式サイト・プレミアリーグの公開データ・各メディアの報道をもとに自動で作成し、公開前に機械チェックと校閲を通しています。
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