ミケル・メリーノ|アーセナルの背番号23、中盤とFWを兼ねる起用法と経歴
ミケル・メリーノは、アーセナルでプレーするスペイン代表のミッドフィールダー(MF)です。
背番号は23で、2024年8月にレアル・ソシエダから加入しました。
中盤の選手のはずなのに、なぜ最前線でゴールを決めているのか。
名前を検索してここに来た人は、そこが気になっているでしょう。
監督も本人も、最初からそのつもりだったわけではありません。
そこで、中盤とFWの両方で使われてきた経緯を軸に書きました。
父アンヘルとのつながりや、日本のファンの見どころも入れています。
この記事のポイント
- 本職は中盤。最前線で使われ始めたのは、2025年2月のレスター戦から
- 2025年11月初めから再び最前線へ(Sky Sports)。2026年1月に右足を痛めたが、7月のワールドカップ(W杯)で優勝
- 父アンヘルも複数の位置をこなし、ゴール後にコーナーフラッグを回る祝福まで同じ
- 2026年9月のイプスウィッチ戦では、主将として中盤でプレー
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | アーセナル(2024年8月27日にクラブが加入を発表) |
| 前所属 | レアル・ソシエダ(2018年から) |
| 背番号 | 23 |
| ポジション | 本職は中盤。2024-25シーズン以降は最前線でも起用 |
| 出身 | スペイン・パンプローナ |
| 移籍金 | 約3,200万ポンド(追加費用込みと報じられた。英メディアの報道ベース) |
加入発表で、アルテタ監督は「経験と汎用性で大きな質をもたらしてくれる」と語りました。
この時点では、FWとしての期待は語られていません。
中盤とFW、起用の時系列
| 時期 | 位置 | 出来事 |
|---|---|---|
| 2024年8月 | 中盤 | 加入。アルテタ監督が「経験と汎用性」を評価 |
| 2025年2月 | 最前線(途中出場) | レスター戦で2ゴール。2-0で勝利 |
| 2025年3月4日 | 最前線 | チャンピオンズリーグのPSV戦(7-1で勝利)で1ゴール1アシスト |
| 2025年4月8日 | 最前線 | チャンピオンズリーグ準々決勝のレアル・マドリード戦(3-0で勝利)で3点目 |
| 2025年11月初め | 最前線 | ヨケレスの負傷で、再び最前線へ(Sky Sports) |
| 2026年1月25日 | (負傷) | マンチェスター・ユナイテッド戦の終盤に足を痛める |
| 2026年9月15日 | 中盤 | カラバオカップのイプスウィッチ戦(4-2で勝利)で主将。1ゴール1アシスト |
2025年2月、レスター戦で急に9番を任された
2025年2月、プレミアリーグ第25節のレスター戦。
ハフェルツとジェズスが負傷で長期離脱していて(サッカーキング)、この試合はトロサールが最前線を任されていました。
0-0の69分、スターリングに代わってメリーノが最前線に入ります。
81分にヌワネリのクロスをヘディングで、87分にはトロサールのクロスを決めて、2-0で勝利。
Sky Sportsの採点は、チーム最高の10点でした。
試合後、本人はTNT Sportsに「キャリアで初めてのポジション。朝にストライカーで入ると言われて、正直驚いた」と話しています。
アルテタ監督は「ミケルは9番をやったことがない。でも危険を嗅ぎ取るタイミングがある。混乱させたくなくて、朝に『出るかもしれない』と伝えた」と説明しました。
本人が驚いたのも無理はありません。
「もう前線はやらないと思う」と言っていた
おもしろいのは、そのあとの本人の予想です。
プレミアリーグ公式は「もう最前線でプレーすることはないと思う」という見出しで伝えました。
先発のFWになれるかと問われて、本人は「正直、そうは思わない」と答えています。
予想は外れました。
2025年3月4日のチャンピオンズリーグ(CL)、PSV戦は7-1の勝利。
サッカーキングによると、メリーノは1ゴール1アシストを記録し、最前線の4試合で3ゴール1アシストになりました。
本人は「最善の形で適応しようと思っている」と話し、肩の負傷で離脱していた間に他のポジションの動きまで分析したことが、役に立っていると明かしています。
チェルシー戦は、代表ウィーク前の一戦でした。
ウーデゴールのCKから20分にヘディングで決めて1-0。
3試合勝ちがなかった流れを止めました。
アルテタ監督は「ボックスの中で危険な選手」と評し、本人は「中盤とは違うが、プレスや位置取りなど細かいところでチームを助けたい」と答えています。
そして2025年4月8日、CL準々決勝のレアル・マドリード戦。
クラブ公式が「この夜のセンターフォワード」と呼んだメリーノが、ルイス・スケリーのパスを左足ワンタッチで流し込み、3-0としました。
2025-26:ヨケレスの離脱で、もう一度最前線へ
2025-26シーズンの夏、アルテタ監督は「9番を獲れば、ジェズスとハフェルツはどうなるのか」と悩んでいたと、Sky Sportsは伝えています。
ヨケレスは加わりましたが、そのヨケレスが負傷。
同誌によると、メリーノが再び最前線に戻り、最前線での先発6試合のうち5試合でゴールかアシストを記録しました。
2025年12月のブレントフォード戦は2-0の勝利で、メリーノは先制のヘディングを決め、サカの2点目もアシストしました。
Sky Sportsの数字では、11月初めに最前線へ上がってからの6試合で15得点。
1試合平均は2.1から2.5に上がり、その半分近くにメリーノが絡んでいます。
ただ、型どおりの9番ではありません。
Sky Sportsによれば、ボックス内のタッチ数はヨケレスの半分ほどですが、全体のタッチ数とパス数は2倍近く。
中盤に降りて味方と位置を入れ替え、相手DFを混乱させます。
サッカーキングは2025年3月の記事で、メリーノの起用を「偽9番」と呼んでいます。
守備の量も相当です。
アルテタ監督は「ボールが裏に出て、マルティンが追わない。メリーノは40メートル走ってコーナーフラッグまで追った」と話しました。
同誌によれば、この試合の走行距離は12キロ超です。
空中戦とボール奪取の数字
出どころの違う数字を並べます。
単純な比較はできませんが、傾向は見えます。
| 指標 | 数字 | 出どころ |
|---|---|---|
| ボール奪取 | 2023-24シーズン、90分あたり7.1回 | Opta Analyst |
| 空中戦の勝利 | 2023-24のラ・リーガで90分あたり6.1回。15試合以上出場したMFで最多 | Opta Analyst |
| オープンプレーのパス成功率(弱点) | 77.3%(ラ・リーガ) | Opta Analyst |
| ヘディングでの得点 | 2024-25開幕以降で8ゴール | Sky Sports |
空中戦の強さは、中盤でもFWでも武器になっています。
Opta Analystは、2023-24シーズンのプレミアリーグでアーセナルの中盤の選手が空中戦に挑んだ回数は、最多でも90分あたり2.4回で、ソシエダ時代のメリーノの10.1回の4分の1に満たないと書いていました。
2026-27シーズン:中盤に戻った、今の使われ方
今季はどうか。
手がかりは、2026年9月15日のカラバオカップ3回戦、イプスウィッチ戦です。
4-2で勝ったこの試合で、メリーノは主将の腕章を巻き、1ゴール1アシスト。
クラブ公式は「中盤での好調な夜」と伝えました。
ギマランイスの高い位置でのプレスから、こぼれ球を拾ってマドゥエケへチップパス。
4点目は、ギマランイスのパスを受けた今季初ゴールです。
ヨケレスも同じ試合に出ていました。
1試合で決めつけるのは早い。
それでも、最前線に本職がいれば中盤に戻る、という入り方に見えます。
リーグ戦での使われ方は、公式サイトの試合記録で確認してください。
経歴:オサスナからアーセナルまで
| 時期 | クラブ | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 〜2016年 | オサスナ | 下部組織からトップへ。67試合8ゴール |
| 2016年7月 | ドルトムント | 翌年5月にDFBポカール優勝 |
| 2017年夏 | ニューカッスル | 期限付きから完全移籍。プレミアリーグ24試合 |
| 2018年 | レアル・ソシエダ | 加入発表時点で242試合27ゴール30アシスト。コパ・デル・レイ優勝 |
Opta Analystは、ニューカッスルでの「失敗」という見方は不当だったと書いています。
ウーデゴールとは、ソシエダ時代の2019-20シーズンに公式戦34試合で同じピッチに立ったそうです。
父アンヘル・ミゲルとのつながり
父アンヘルもプロのサッカー選手でした。
ニューカッスル公式の2017年のインタビューで、メリーノは父をこう語っています。
「とても万能で、主な位置は中盤だけれど、ウイングも10番も8番も6番もできた。だいたい僕と同じ」。
中盤もFWもこなす今の姿は、父譲りなのかもしれません。
父は一度だけ、オサスナの下部組織でメリーノを指導しました。
「家では愛情のある父が、練習では真剣な顔になる。『ここはどこだ?』と思った」と振り返っています。
つながりが形になったのが、EURO2024準々決勝のドイツ戦です。
シュトゥットガルトで119分にヘディングを決めたあと、コーナーフラッグを回りました。
Opta Analystによると、33年前に同じスタジアムでオサスナの選手として決めた父アンヘル・ミゲルと、同じ祝福です。
2026年のW杯でも、Irish Examinerによれば、ラウンド16のポルトガル戦で決めたあとに、再びフラッグを回りました。
父と、生まれて間もない息子マルコのためだったそうです。
スペイン代表:EURO2024からW杯優勝へ
代表では、2015年のU-19欧州選手権と2019年のU-21欧州選手権で優勝。
日本で開かれた2020年の東京五輪は銀メダルで、2023年のネーションズリーグ優勝も経験しました。
EURO2024は、Opta Analystによると全7試合に出場し(先発は1試合)、準々決勝のドイツ戦で決勝点。
決勝はイングランドに2-1で勝っています。
W杯での歩みは、クラブ公式の記事をもとに表にしました。
| 試合 | メリーノ |
|---|---|
| ラウンド16 ポルトガル戦 | ロスタイムに決めて1-0で勝利 |
| 準々決勝 ベルギー戦 | 88分に決めて2-1で勝利 |
| 決勝 アルゼンチン戦 | 75分に途中出場。メッシのボレーをブロックし、延長の末に1-0で勝って優勝 |
W杯の決勝のピッチに立ったのは、アーセナルの選手として8人目です。
9月のネーションズリーグでは、クロアチア戦(4-1で勝利)に57分から出場し、89分のニコ・ウィリアムズの得点をアシストしました。
怪我とW杯までの道
2026年1月25日のマンチェスター・ユナイテッド戦の終盤に足を痛め、クラブは2月1日に右足の骨の負傷を発表しました。
数日内に手術を受け、長期離脱の見込みとのことでした。
5月22日付のクラブ公式インタビューは、5カ月ぶりに練習へ復帰したと伝えています。
本人によると、専門医も見たことがない場所の疲労骨折で、「最初は怖かった。W杯もシーズンの残りも逃すと思って、打ちのめされた」とのこと。
Irish Examinerによると、1月から大会までの出場は28分だけでした。
それでも代表監督は待ち、メリーノは大会に間に合っています。
立派です。
日本のファンにとっての見どころ
日本との縁といえば、2020年の東京五輪で銀メダルを獲っていること。
見どころは2つあります。
- コーナーキック:Opta Analystによると、2023-24のラ・リーガで、攻撃側のCKで10回、守備側のCKで14回、最初にボールに触れています
- 前線でのプレス:9番の位置でも、コーナーフラッグまで追います
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最新の放送状況は、2026年10月時点の内容を視聴ガイドにまとめました。
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在庫や価格は変わるので、公式サイトで確認してください。
自分の見立て
自分がいちばん印象に残っている試合は、2025年4月8日のCL準々決勝、レアル・マドリード戦(3-0)です。
語られがちなのはライスの直接FK2本ですが、3点目を左足でさらりと流し込んだのは、最前線にいたメリーノでした。
個人的には、メリーノの価値はFWとしての得点より、前線でも中盤の仕事をやめないところにあります。
ボックスの中ではタイミングで勝負し、ボールが出なければ降りてきて、ブレントフォード戦では40メートルも追った。
普通のストライカーとは違う使い方ができる選手です。
ここに父の話が重なります。
いろいろな位置をこなした父を「だいたい僕と同じ」と語る人が、アーセナルでも役割を変えながら居場所を作っている。
偶然でも、自分はこの話が好きです。
心配は負荷です。
Sky Sportsは、クラブと代表で1カ月に8試合連続で先発していたと書いていました。
便利な選手ほど、使いすぎが怖い。
今季は中盤を軸に、ここぞで前線を任される使われ方がいちばん長持ちすると見ています。
次に確かめたいのは、ヨケレスがいる試合でメリーノがどこに立つかです。
よくある質問
メリーノの背番号は何番ですか?
23番です。
2024年8月の加入発表で、クラブが公式に伝えました。
なぜ中盤の選手がFWで使われたのですか?
サッカーキングによると、2025年2月当時はハフェルツとジェズスが長期離脱していて、冬の移籍市場ではワトキンスの獲得を目指したものの実現しませんでした。
そのうえで、空中戦の強さに定評のあるメリーノが起用されている、と伝えています。
父親もサッカー選手ですか?
はい。
父のアンヘル・ミゲルもプロの選手で、オサスナでプレーしました。
怪我は大丈夫ですか?
2026年1月に右足の骨を痛めて手術を受けましたが、5月に練習へ復帰し、7月のW杯で優勝しました。
9月のイプスウィッチ戦ではゴールも決めています。
最新の状況は公式サイトで確認してください(2026年10月時点)。
関連記事
参考
- Mikel Merino signs for Arsenal on long-term deal(arsenal.com)
- Mikel Merino programme interview – in full(newcastleunited.com)
- Mikel Merino: From Newcastle Squad Player to European Champion and Arsenal Target(Opta Analyst)
- Merino: I don’t think I will play up front again!(プレミアリーグ公式)
- Arteta: Merino will help us. He’s dangerous in the box(プレミアリーグ公式)
- アーセナルの救世主に?…“偽9番”起用が続くMFメリーノ(サッカーキング)
- Leicester 0-2 Arsenal: Mikel Merino experiment pays off for Mikel Arteta(Sky Sports)
- Mikel Merino ‘immense’ in match-winning display against Brentford(Sky Sports)
- Report: Arsenal 3-0 Real Madrid(arsenal.com)
- Medical update: Mikel Merino(arsenal.com)
- Merino on his scary injury, and repaying the love(arsenal.com)
- Merino, Zubimendi and Raya win the World Cup(arsenal.com)
- Stats: Arsenal’s incredible 2026 FIFA World Cup(arsenal.com)
- Merino comes full circle with Spain in touching tale of fathers and sons(Irish Examiner)
- Report: Ipswich Town 2-4 Arsenal(arsenal.com)
- Merino honoured to captain side in win at Ipswich(arsenal.com)
- Bruno scores for Brazil and Merino assists in Spain win(arsenal.com)
※この記事は、クラブ公式サイトや各メディアの公開情報をもとに、AIの支援を受けて作成し、公開前に機械チェックと校閲を通しています。
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